歯科医師・山田忠生
睡眠時ブラキシズムに関しては、その流行(普及)、病態、生理学、そして有効な治療に関する情報は限られている。身体、脚部あるいは腕部、そして顎の最も周期的な動き(睡眠時ブラキシズム)は、睡眠の第2相ーーノンレム、軽い睡眠の間に観察される。この段階には脳幹と自律神経系の適正な共感活動の増加、呼吸の速さ、心拍数や筋肉収縮の増加、そしてとりわけ顎と関係づけられるわずかな覚醒を含んでいる。数多くの他の問題は睡眠ブラキシズムと関連している、つまり閉塞性睡眠時無呼吸のような特定の呼吸器疾患、不眠症と睡眠時随伴賞、不眠に伴う脚症候群、顔面下顎筋膜付随運動、てんかんと逆流性食道炎など。