歯科医師・山田忠生
非常に明白で過酷な、ある事実がある。貧しい人々は病院、診療所、そしてオフィスに行ったとき敬意を表されないときは、非常に腹を立てる。職員はすべて使命感をもたねばならない。受付と電話交換に携わる者は、なおさらである。そして、計画の目標と目的とに十分通じていなければならない。職員の第一の目的は患者の心の中に、敬意を払われているという感覚をつくり出すことでなければならない。さもなければ、患者の教育受容は損なわれ、学習のための良い傾向を歯科医師や教育係が産み付けるのに、かなりの年月がかかってしまう。
インタビュアーが思いやりのあるカウンセリングをもちかければ、長期間にわたり患者が歯科医学の目標をよく理解するのに手を貸すことができる。というのは、その目標が患者の生活と関連しているからである。優秀なカウンセラーでなくても漠然としているが、要領を得た回答と内省のアンケートが、指導権のないインタビューに利用できることが患者にわかるであろう。個人が長期的に必要なものを探し出す能力を大切にしなければならない。