歯科医師・山田忠生
新しい家族の管理
新しい家族に、まず払うべき努力は互いの関連と信念との構造を知ることである。これは受付が母親からの最初のアポイントメントで、彼女が何を要求しているかを知ることで始まる。緊急の場合は長時間の会話を省き、その日に子どもを診療して、落ち着いた後で子どものアポイントメントをする。このことは、”偉大な予防計画”を早急に説いて聞かせようとする傾向にある同僚の医師や、補助者にとって危険な時期である。この時期に歯科哲学を適用したいという誘惑は大きい。しかし、親、特に歯科医学的な意見を持ち合わせていない人にとっては、この自演での哲学的な教育は有害となる可能性の大きいのである。