歯科医師・山田忠生
これまではすべての患者に、次回のアポイントメントの日時を決定させていた。その結果、6か月、あるいはそれ以上まで完全に予定が決まってしまい、重要な修復症例を手掛けることや、当初は予定していなかったセミナーに出席するなどの融通がきかなくなってしまった。
今では4週間より先の予約はしていない。予約担当者は患者の必要な処置と、緊急の度合いに応じて索引をつけてカルテをファイルしている。担当者はこのカルテをもとに毎日の、毎週の生産目標を満たすようにしている。いずれの患者についてもアポイントメントがされないままに、カルテが2週間以上にわたってこのファイルに留まることはない。