宝塚アートマラソン’04・ヒストリー:12

歯科医師・山田忠生

2・宝塚は、住む人、訪れる人が”感動する街”であり続けなければならない
周囲との人間関係の、あるいは周囲の風景のここ10年の移り変わりを振り返ると、その変化の大きさに改めて驚かされる。どうも、それが当然で、致し方のないことで、受け入れざるを得ないような生き方に慣らされてきているように感じられる。もう少し感動や、興奮、驚き、喜び、そして怒りを感じながら生きる、それが”心豊かな生活”というものではないだろうか。
私は、「宝塚とは、”訪れたい街としての憧れ、住んでみたい街としての魅力、そして住んでいる誇りが感じ垂れる街”である」と定義したい。そして、かつてはそれに近いものがあったと認識している。それを取り戻すことが、「宝塚ルネサンス」事業の展開である。
この10年で急速に失ってきた”宝塚らしさ”を検証し、どのような事業展開が”宝塚の再生”に有効であるのか、新しい宝塚の魅力をどのように創造するか、私たちは真剣に考えなければならない。

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