歯科医師・山田忠生
専門家であるあなたは問題が何なのかを、すでに認識しているはずである。ときには、「あなたの問題は何ですか。」という質問に対して、「先生、それは歯の問題なのですか、それとも文字通りの問題なのですか。」と問い返してくる患者もいる。もちろん、あなたはそのすべての問題について知りたいはずである。というのもあなたの進めようとすることに影響を及ぼし得るからである。新しい患者に自分の言葉で自分の問題を語らせることは、必要な人間関係を築いていく上で役立つことである。
確かに上述の事柄の中には、取るに足らないこともあるかもしれないが、22の質問というのはインタビューにあたって最も誤解され、使用されないテクニックの一つであるとDr.パンキーはこれまでの講義を通して認識している。必ずしも22の質問をすべて使う必要はない。その患者の歯科的問題と関係のある質問をすることだ。