マークス「完全歯科医業学」:392

歯科医師・山田忠生

3回目の来院の中で、このように話す患者もいる。「私は金のインレーを希望しません。あまりに高くつきます。」歯科医師は質問に応じるために、前述の内の必要な要素を適応させ、以下のような説明と再保証を加えるべきである。
「金のインレーが高すぎるとお延べになることは、まず間違いなく金と銀と比べたときの価格の点から考えておられると思うのですが、これはそうではありません。おわかりかと思いますが、このような”つめもの当たりの料金”をとっていません。しかし、アマルガム充填と対比して、単独の治療項目として金のインレーをしたとすれば、相当な価格になると思われます。それは使用する材料のためでしょうか、そうではありません。銀のインレーを予定して装着したとしても、その費用は金を使ったときとほとんど変わりません。インレーの書かうが高くつくのは、歯を形成して装着するのに必要な時間と、その処置のためなのです。インレーが必要であるときにのみそれを改革します。--つまり、ムシバがひどく進行しており、歯のなくなった個所を十分な強さをもち、正確に設計された修復が求められるときにのみそうするのです。」

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